肝臓の腫瘍

肝臓の腫瘍は、大きくなるまで症状を現さないことが多く、発見が遅れる傾向にあります。


東大和獣医科病院雑種犬肝臓腫瘍ケース1

この子もほとんど症状がなく、

飼い主さんいわく「そういえば、なんか最近痩せたかな?」くらいの変化だったそうです。

検査の結果、肝臓に腫瘍があるのがわかりました。

腫瘍に大血管の巻き込みはなく、体壁との癒着もないことから手術に踏み切りました。

中央に見えるのが肝臓です。

見える範囲がほぼ腫瘍組織に置き換わっています。

肝臓の腫瘍は非常に脆く、非常に出血のリスクが高い手術の一つです。

特に大きな肝臓腫瘍の摘出には正確な外科手技が必要とされます。

さらに、がんになる子は高齢な場合が多く、高い麻酔技術が要求されます。




東大和獣医科病院雑種犬肝臓手術摘出した肝臓の腫瘍です。

病理組織検査に供するために割面が入っていますが、腫瘍から余白を取っての摘出が可能でした。

肝臓の腫瘍は、外科手術が上手くいけば比較的長期の予後が得られる腫瘍の一つです。



この子は2009年6月に腫瘍摘出を行い、半年以上経過していますが、

現在も元気で楽しくお散歩ができているそうです。





東大和獣医科病院ウェルシュコーギー肝臓がんケース2

肝臓の外側右葉に腫瘍があります。

肝臓は右側のほうが大血管に近いため、手術難度が高い傾向にあります。

超音波検査で、大動脈、後大静脈、門脈などの大血管の巻き込みがなかったため、

外科的摘出を行いました。

発見が遅れて、もう少し腫瘍が大きくなり、血管を巻き込んでしまっていたら

手術が不可能な状態になってしまったと思います。



お腹の中については、見た目で判断できないことがほとんどです。

10歳を過ぎたら、半年に一回程度の検診をおすすめします。

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