しこりをみつけたら?

見つけやすいのは、皮膚のしこりです。

なにげにペットの体を撫でた時に見つけるケースがほとんどです。

すべてが悪いものであるとは限りませんが、しこりに気が付いたら早めに調べることが肝要です。


東大和獣医科病院ラブラドールレトリバー皮膚腫瘍ケース1

背中にしこりを見つけたとのことでした。

飼い主さんはこのようなしこりを見つけることが多いと思います。

一般的にしこりを見つけたら、細胞診という検査を行います

見た目でしこりの判断をするのは危険です。






東大和獣医科病院ラブラドールレトリバー耳腫瘍ケース2

耳にしこりができたとのことでした。

しこりで検診を受けるときは、

いつからしこりがあるのか?

大きさの変化はあるのか?

などの情報があると役にたちます。


東大和獣医科病院ミニチュアダックスまぶた腫瘍ケース3

下まぶたにしこりができたとのことでした。

まぶたのしこりは放置すると、

大きくなって目の角膜を傷つけてしまったり、

切除の際に外貌の変化をおこしてしまう可能性があります。

できるだけ早期の切除をおすすめします。




東大和獣医科病院雑種犬肛門腫瘍ケース3

肛門の右側にしこりができたとのことでした。

肛門などの天然孔を含む領域の外科は、

その構造上の特性から、しこりをただ摘出するだけでなく、

機能を保存するような処置を行う必要があります。

あまりに巨大なしこりだと、摘出の際に機能を保存できない場合があります。

できるだけ早期に発見して、早期に治療を行いたい領域の1つです。














東大和獣医科病院ラブラドールレトリバーペニス包皮腫瘍ケース4

ペニスの先端にできたしこりです。

細胞診で「組織球腫」であることがわかりました。

この腫瘍は、外科的に摘出しなくても自然に退縮することが多い腫瘍です。

あえてなにもしないで、経過観察を行ったところ、2か月でなくなってしまいました。

細胞診を行って、状況の把握をするというのは大切なことなのです。






しこりはいろいろな場所にできます。

ここではごく一部を紹介しました。

ときどきでいいので、ペットの体を触ってしこりがないかチェックしてみてください。


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