歯肉過形成について
歯肉に過形成がある場合、歯石を取るだけでは処置が不十分です。
深い歯周ポケットができているため、外から見えない場所に歯石が残っていたり、炎症が起きてしまったりするからです。
過形成によって盛り上がってしまった歯肉は、正常な歯肉の形態に近付けるために切除を行います。
重度な歯石の沈着とともに、歯肉に過形成を生じた犬の写真です。
歯肉が盛り上がってデコボコしているところが過形成を起こしているところです。
部位によっては、歯が埋まってしまっています。
歯肉の過形成が起こることによって、歯肉のポケットがより深いものとなります。
歯石を除去し、過形成のために、異常になった部位を切除した後の写真です。
デコボコした余計な歯肉がとれたため、歯肉ポケットもほぼ正常に戻りました。
さいわいなことに歯槽膿漏はなく、抜歯しなくてもすみました。
状態が悪くなる前に手術を受けることをお勧めします。
当院では手術を行う際、
血液検査、胸部Ｘ線検査を行い、
術前にリスク評価を行っています。
東大和獣医科病院
東京都東大和市奈良橋４−５６０−９
電話 ０４２−５６６−０８８６
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