診察について

当院は、「治療は根拠のある診断のもとに行われるべきである。」と考えています。

正しい診断をつけることによって、最も効果的な治療を行うことができるからです。


診察の流れ

おおまかに、「問診→検査→診断→治療→効果判定」と進めていきます。


問診

もっとも重要なところです!

まずは、お話を聴くことから始めます。

具体的にどんなことが問題になっているのか?

その問題はいつから始まったのか?

問題となっている状況は、悪化しているのか?、変わらないのか?、良くなっているのか?

その他の必要な情報などを伺います。

詳しい情報が伺えると助かりますので、診察には事情の分かる方が来院していただけるのがベストです。


検査

検査には、身体一般検査とその他の各種検査があります。


身体一般検査

重要な検査と考えています。

視診、聴診、触診などの検査です。

問題となっているところを探したり、状況を確認します。


各種臨床検査

身体一般検査において異常が見つかった場合、

あるいは、どこに問題があるのかはっきりしない場合には詳しい検査が必要です。

当院で通常行っている検査には、

尿検査、便検査、血液一般検査、血液生化学検査、X線検査(CR)、超音波検査、

細菌培養検査、薬剤感受性検査、病理検査、アレルギー検査などがあります。

症例に応じて、様々な検査を行っています。


診断

各種検査データに基づき、最終的な診断をします。

データも大切なのですが、重要なのは経過であったり、臨床像だったりします。


治療

診断した病気に効果が期待できる治療を行います。

病気によっては、いくつかプランを提示いたしますので、飼い主さんと相談しながら治療を進めていきます。

相談の内容は、

病気の予後、治療にかけることのできるコスト労力時間などから

どうような治療を選択していくのか?といったものです。


効果判定

治療を行うことによって、病状がどのように変化したかを判定します。

良くなったのか?

変わらないのか?

はたまた、悪くなっているのか?

などを評価し、期待した効果がなければ治療方針を見直していきます。


二次診療施設への紹介

病気の種類や程度によっては、より高度な治療が必要な場合があります。

そのようなケースでは、積極的に大学病院などの二次診療施設を紹介しています。

難しい病気の子を適切な専門家のもとに紹介することも、ホームドクターとしての大切な役割だと考えています。


以上が、当院で行っている診察のおおまかな流れです。

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東大和獣医科病院

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